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【回想録】チョコレート嚢胞(卵巣腫瘍)入院費用・医療費と保険

日常のこと
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どうも、ミエです。

2018年6月、卵巣にできた腫瘍を摘出手術した時の体験談です。入院やそれまでの診察、その後の診察にはお金がかかります。最初に言うと、実際に払った金額は11万円くらい。でも保険で10万円お見舞金をもらったので、実質1万円程で済みました。

今回は、入院前後にかかった医療費と、それを補助してくれる制度と保険についてお話しします。

2018年当時の日記を元に振り返っています。
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「限度額適用認定証」で自己負担額を減らせる

「限度額適用認定証」という制度をご存知でしょうか。

医療費が高額の場合、後日「高額療養費」の申請により払い戻すことができます。しかし、これだと例えば30万円(3割負担)を病院の窓口で支払って、後日高額療養費の申請により、212,579円が払い戻されるという計算に。この例だと先に30万円もの金額を払わないといけないのです。

この場合、「限度額適用認定証」を先に申請しておくと、87,430円(自己負担限度額)を支払えばよく、高額療養費の申請が不要となります。

「限度額適用認定」は「事前に」病院側に申し出ないといけない

「健康保険限度額適用認定申請書」については病院の事務方に聞いて、申し込みました。

事前限度額適用認定証を交付してもらうことによって、入院時の自己負担額を減らすことができます。

注意しないといけないのが、

  • 「限度額適用認定証の発行年月日は申請を受けた月の初月となる」こと
  • 「食事代、室料差額代(有料個室)、病院のパジャマ代(自前のパジャマなら大丈夫)など保険外費用は含まない」こと
ミエ
ミエ

高い有料の個室を利用しても、限度額適用認定証の対象外だよ。

この「限度額適用認定」を受けることによって、大幅に支払う金額が減りました。

「限度額適用認定証の発行年月日は申請を受けた月の初月となる」というのは、例えば私は6月に手術を受けたので、7月に申請をしても遡って認定してもらえないのです。「入院の事前に申し込みが必要」っていうこと。後から気づいても遅いので、この辺りは事前に知って、準備しておくことが大切です。

ミエ
ミエ

もし事前に申し込みしていなくても、後日「高額療養費」の申請により払い戻すことができるので、最後まで諦めないで。

どうやって「限度額適用認定申請」するの?

病院の事務方で限度額適用認定について申し出ると「健康保険限度額適用認定申請書」がもらえます。記入すべきところを教えてもらえるので、そこを記入して、「協会けんぽ」に郵送。これで手続きはオッケーです。(私がかかった病院は親切丁寧でした。病院によっては記入すべきところを教えてもらえないかもしれません)

私の場合、夫の扶養に入っていました。夫が会社員で協会けんぽに入っているので「協会けんぽ」に郵送でした。国民健康保険、組合健保は窓口が異なります。

郵送で送る場合は日数がかかる場合があるので、入院日が決まったら申請した方がいいです。

会社を有給休暇で休まずに欠勤なら「傷病手当金」の申請した方がいい

私は会社勤務ではなかったので当てはまりませんが、紹介だけ。この卵巣腫瘍の手術より過去に稽留流産を経験し、その際入院手術をしました。当時は会社員として働いていたので、傷病手当金を使いました。(有給休暇を使える状態ではなかったので)

ミエ
ミエ

ケガや病気で長期間職場を離脱しないといけない場合で、有給休暇を使えない場合は傷病手当金を知っておいた方がいいよ。

仕事につけない期間を診断書として病院で書いてもらいます。入院中・退院後の療養が必要な期間を「仕事につけない期間」として書いてあれば、「傷病手当金」の申請をすると、その該当期間傷病手当金が支給されるのです。

業務外の病気やケガで療養中であること、療養のための労務不能であること、4日以上仕事を休んでいること、給与の支払いがないことなど条件があります。詳しくは協会けんぽの「傷病手当金について」のページをご確認ください。

協会けんぽ/傷病手当金について

保険に入っていればお見舞金が出る

私は自分で加入した生命保険と、私は親が入れてくれていた保険の2つありました。

親が入れてくれていた保険というのは「養老保険」です。保証と満期になるともらえる満期保険金を兼ね揃えたものです。満期は自由に決められるので、30年の設定になっていました。

満期は約6年後でした。運よくなのか、運悪くなのか、この養老保険を使わせてもらって、お見舞金10万円をいただけました。

ご自身で加入している保険によってお見舞金の額面は変わると思います。私は退院した後に申請しました。それもゆっくりだったので10万円を受け取ったのは退院から数ヶ月経過のこと。

金額や受け取りのタイミングなど、事前に保険会社に確認しておいてもいいかもしれませんね。

私が卵巣腫瘍に関する診察と入院にかかった費用

入院するまでの検査や診察費用:16,630円
入院時の費用:90,334円
退院後の通院:5,620円
 
合計112,584円

この金額が高いのか妥当なのか安いのかは、わかりません。でも事前に「限度額適用認定」を申請して出費を抑えれたのは、大きかったと思います。

そして、保険のお見舞金10万円。

112,584円−100,000円=12,584円

実質支払ったのは、12,584円でした。

さいごに

いかがでしたでしょうか。
卵巣腫瘍摘出手術シリーズはこのパート3でおわりです。入院・手術と大変なところに追い討ちをかけるのがお金のこと。制度を利用して少しでも出費を抑えられると気持ち的な負担も減ります。私は金銭的なところも含めて、卵巣腫瘍摘出手術の体験ブログを読んで励まされました。私のブログも、同じ境遇のどなたかに届きますように。

卵巣腫瘍については記事を分けて書いています。

【パート1】卵巣腫瘍が発覚して入院する前までの記事はこちら

【パート2】卵巣腫瘍摘出手術で入院した記事はこちら

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