どうも、ミエです。
2018年6月、卵巣にできた腫瘍を摘出手術した時の体験談をお伝えします。前回、卵巣腫瘍と診断された時のことを記事にしました。詳しくはこちらをどうぞ。
今回は、入院する前の準備・入院中の生活・手術・退院までの話をしていきます。
入院生活の暇つぶしグッズや、手術時のことを回想。病院によって最初に提示される持ち物や、入院生活は違うと思いますが、参考までに紹介します。
私は入院する前、入院中も他の方のブログを読んで励まされました。同じような境遇の方の参考になればと思い、私もブログにしています。
入院時の持ち物は?入院前に準備するものリスト
卵巣腫瘍と診断され、手術の日取りが決まり、入院に関する手続きをすると病院から事前に準備するリストを手渡されます。
病院から渡された「入院生活のしおり」より
「入院生活のしおり」より、ざっくりリストアップしました。
- 洗面用具一式
- 割れにくいコップ
- 滑りにくい履き物
- バスタオル2〜3枚
- パジャマ
- シャンプー、リンス、ボディーソープなどのお風呂用品
- ビニール袋(汚れ物入れ)
- 下着
- タオル3〜4枚
- メガネ、補聴器、時計など身の回り品
- 手術、検査等に必要なもの(外来で説明されたもの)
- 服用している薬(あれば)
- お薬手帳
手術、検査等に必要なもの(外来で説明されたもの)
手術・検査等に必要なもの(外来で説明されたもの)はこちらです。
- 手術後に着用する、赤ちゃんで言う所のオシメみたいなもの←病院の売店で購入を指示された(一般的に販売していないもの)
- そのオシメもどきにつける特大パッド(特大ナプキン)←病院の売店で購入を指示された(一般的に販売していないもの)
- 生理用ナプキン(夜用)3〜4枚
- 手術説明同意書(署名、捺印して)
- 入院診療計画書(署名して)
ナプキンは不安なので、夜用10枚、昼用20枚くらい持って行きました。もちろんそんなに使わなかったですが、足りなくなるのが怖かったので。実際は5枚ずつあれば安心だと思います。
入院に必要なもの・入院手続き用
- 保険証
- 診察券
- 印鑑
- 入院誓約書
暇つぶしに持っていったもの・やったこと
- ニンテンドー3DS(夫から借りた)
- スマホアプリ「動物の森」(育成ゲーム)
- スマホアプリの漫画を読む
- スマホアプリで株価チェック
- 入院の経過をスマホにメモした
「入院の経過をスマホにメモした」について
何回トイレに行ったか、翌朝に看護師に聞かれます。これってちゃんと数えてないと覚えていないのでメモすることに。トイレ回数を記録しておく意味と、辛い気持ちをメモするためにスマホに打ち込んでいました。
メモアプリは使わず、gmailに下書き保存をしていってました。途中で入力やめって閉じてしまっても、自動で保存してくれるのでgmailを使用。1日ごとに自分宛にgmailでメールを送信しておきました。これで、後から見返してもわかる状態になり、今こうしてブログにも書けています。
売店で雑誌を買ったり事前に本や雑誌を持っていっても
私はスマホで漫画を読んだり、検索したりしていたので、本は買いませんでした。スマホはコンセントさして充電ができるのでバッテリーは気にしなくて大丈夫。Wi-Fiが通っていないので入院中にアプリをダウンロードするのはあまりおすすめしません。(病院によってはWi-Fiが通っているところもあります)
自宅で事前にアプリをダウンロードしておけば、まぁまぁスマホで時間を潰せます。
それでも暇だなと言うときに、本や雑誌があると気分転換にもなるので、一冊や二冊持って行ったり、売店で買うといいかもしれません。
家族のお見舞いが一番
これは暇つぶしとは違いますが、家族がお見舞いに来てくれて会話している時間が一番楽しくて、安らぎます。私は夫にお願いして、毎日来てもらいました。私の両親、夫の両親も来てくれて嬉しかったです。
手術当日は、夫が付き添ってくれることに。手術の日は家族の誰かが付き添わないといけないと言われていたので、必然的に夫が見守ってくれました。
有料室を利用するかしないか・個室か大部屋か
病室のタイプはいくつかあります。大きく分ければ、4人部屋か個室か。病院によっては2人部屋のつくりのところもありますが、私が入院した病院はありませんでした。
4人部屋といっても満床になっているところは多分なかったと思います。だいたい2人か3人の方が4人部屋にいらっしゃる状態。
私は最初、有料個室を申し込みましたが、1万円やそれ以上するので無料で使える4人部屋にしました。1万円の個室は、一日につき1万円なので、7日間入院すれば7万円かかるということです。
【入院生活】手術前日までの病院ですること
- 麻酔科の先生より麻酔に関する説明を聞いて同意書にサイン
- シャワーか入浴ができる
- おへそと毛の処理
- 浣腸(1回目)
おへそは汚い人は掃除されるみたいだけど、私はされなかったです。腹腔鏡手術をする際に邪魔にならないようにおへそ付近や下腹部あたりの毛を剃ります。あまり剃られた感じがなかったので剛毛でなければ、毛の処理も気になりません。
腸の中をきれいにしておかないといけないので、浣腸をします。手術当日の朝にももう一度浣腸がありました。
浣腸は、急性の下痢みたいで腹痛と気持ち悪さがありました。
【入院生活】手術当日の出来事
- 浣腸(2回目)
- 手術着と専用靴下に着替える
- 手術室に歩いて向かう
- 手術(全身麻酔)
- 術後は尿管が通っている状態
手術中は全身麻酔のため記憶がありません。気づいたら麻酔が切れて手術が終わっているという感じ。私の場合は予定より1時間ほど麻酔が切れるのが遅く、夫が心配したと言っていました。
手術当日は何も食べれないし飲めません。ひたすら気持ち悪いです。喉が乾いても水は一切飲めません。口に水を含んでグチュグチュして吐き出します。
手術当日は寝たきり。術後はトイレに行きたいという気持ちは一切起こりません。それに尿管が通っているので、トイレに行く必要はなし。
【入院生活】手術後翌日の出来事
- 体が痛いし気持ち悪い
- 途中で尿管をとって自分でトイレに行く
- 食欲はあり食事はお粥だが割と普通のメニュー
- 体は看護師さんに拭いてもらう(シャワーはまだダメ)
体調はよくありません。尿管が取れてから、自分で病室にあるトイレに行くことができます。点滴が付いているので、点滴台ごとトイレに行きます。
【入院生活】手術後2日の出来事
- 食事は普通のメニュー
- 担当医の内診
- お通じが出たら退院オッケーと言われる
- お通じはまだなし
- シャワーができる
手術翌日より体調が回復しています。午前中に点滴が取れて、手が自由になりました。痛みはあるものの、比較的元気なので自宅から持ってきていたニンテンドーDSでゲームしたり、スマホアプリで時間を潰しました。痛みがあったので、病院から出してもらった痛み止め(朝と夜)を飲んで和らげました。
毎日夫がお見舞いに来てくれたので、とても支えられました。
【入院生活】手術後3日の出来事(退院予定日)
- お通じがでる
- 担当医の内診
- 退院していいと言われる
- 退院の手続き(入院費の支払い)
午前中に退院。手術後3日ともなると、若干痛みはあるものの、だいぶ普通に動けます。ほとんど便秘しない方なので、お通じが出ることがこんなに嬉しいものかという気持ちになりました。37.4度の微熱でちょっとダルさはありました。
手術のとき卵管造影をやってもらった
私には子どもがいません。ほしいと思っています。
不妊の方にはお医者さんから「卵管造影」の話があるかもしれません。
「卵管造影」をすると卵管が詰まっているかどうかがわかります。「卵管」は排卵により卵巣からやってきた卵子を子宮に送る管のこと。なので、卵管は左右に1つずつあります。この卵管が詰まっていると、妊娠しにくいと言われています。
私は卵管造影を行ったことで、片方の卵管が詰まっていることがわかりました。
つまり、普通の人より妊娠しにくいってこと。
全身麻酔をしている手術中に卵管造影をやってもらったので、もちろん痛みはないです。術後の内診の際に結果を聞きました。片方の卵管は詰まっていて子どもはできにくいですが、確率が減っただけであって妊娠の可能性はあります。
でも、残念ながら術後約1年の現在、まだ妊娠にはいたらず。
入院生活・まとめ
仕事の関係で複数の人には入院のことを伝えましたが、基本的には身内にだけ言いました。でも家族がお見舞いに来てくれた事は本当に心強かったです。命に関わらない手術ではありましたが、とても不安でした。入院中は特にすることがないので、荷物にならない範囲でいろいろ持っていくといいと思います。
入院に関する費用についてはこちらの記事をどうぞ。